診療科・各部門紹介
診療科・各部門紹介

診療科・各部門紹介

腎臓・リウマチ科

当科は腎臓内科のカバーする領域と、リウマチ膠原病内科のカバーする領域の両方を扱っております。腎臓内科とリウマチ膠原病内科には深い関わりがあり、治療に使用する薬剤も共通する点が多くみられます。リウマチ膠原病領域の特殊な治療の1つに、腎臓内科でしか行うことが出来ない治療(血漿交換等)があり、双方を扱う当科ではそのような症例に対してもスムーズに治療を行うことが可能です。患者さん毎に個別化した医療を提供する事(shared decision making)を心がけています。

腎臓内科

那覇市のCKD(慢性腎臓病)病診連携事業であるCKD78の基幹病院であり、周辺の病院・クリニックと尿検査異常やCKD患者の連携を行い、適応症例に対し腎生検を行っています。また、2018年度より沖縄県内で初めてのCKD教育入院も実施しています。腎代替療法が必要になりそうな患者には、それに特化した説明を行うCKDサポート外来を設けております。CKDサポート外来では多職種のスタッフが参加し、腎代替療法に関して詳しく説明を行い、血液透析・腹膜透析・腎移植について選択していただいております。腹膜透析に関しては2016年度から着手し、少しずつ症例も増えてきています。また、当院では腎移植を受けることは出来ませんが、希望される患者さんを移植施設へ紹介しております。維持血液透析患者におけるシャントのトラブルについても随時対応しております。

リウマチ膠原病内科

関節リウマチや、その他の膠原病領域の疾患を全般的に扱い標準的医療(有効性、安全性において最も確立した最善の治療)を提供する事を使命に考えております。リウマチ膠原病は若い女性にも多い疾患であることから、妊娠・出産などに不安を抱える方も多くいらっしゃいます。当院には、リウマチ膠原病女性患者に対するプレコンセプションケア、妊娠中・出産後の管理に力を入れている女性医師も在籍しており、妊娠・出産を見据えたサポート体制も充実しております。今後は、筋骨格超音波評価や関節液の鏡検評価をコメディカルスタッフとともにハンズオン形式で積極的に診療に取り入れていく予定です。また、診断に必要な生検手技(側頭動脈生検、口唇小唾液腺生検、筋生検、皮膚生検)も当該科で行い、臨床病理カンファレンスを開催し、病態を深く理解することを目標としております。

対象疾患

腎疾患

  • 急性腎障害・電解質異常
  • 糸球体腎炎・ネフローゼ(腎生検施行)
  • 慢性腎臓病(CKD78協力施設)
  • 末期腎不全(血液透析・腹膜透析導入)
  • 透析シャントトラブル
  • アフェレーシス

リウマチ膠原病

  • 関節リウマチ
  • リウマチ性多発筋痛症
  • 脊椎関節炎(乾癬性関節炎など)
  • 全身性エリテマトーデス
  • 全身性強皮症
  • 炎症性筋疾患
  • 血管炎症候群(巨細胞性動脈炎、高安動脈炎、ANCA関連血管炎など)
  • 自己炎症性疾患(ベーチェット病など)
  • その他の膠原病類縁疾患

特に力を入れている疾患

腎臓関連

CKD78の基幹病院のためCKD連携に力を入れております。また、クリニックでの対応が難しい、腎生検や透析導入期管理が必要な患者、シャントトラブルの患者を積極的に受け入れています。

リウマチ膠原病関連

診断に難渋したり、生検が必要となるような、クリニックでの対応が難しいリウマチ膠原病に関わる患者を積極的に受け入れています。

認定施設 一覧

  • 日本腎臓学会 認定教育施設
  • 日本透析医学会 認定施設
  • 日本リウマチ学会 教育施設

診療実績

初期研修医・専攻医・医師の方へ

当科は腎臓内科とリウマチ膠原病内科の両方を学ぶことが出来るのが大きな特徴です。そして、県外の施設にて腎臓内科、リウマチ膠原病科で研鑽を積んだ医師が在籍しており、十分な知識と経験を得ることが可能です。週に1回、抄読会を行っており、新たな知見に関するアップデートをしています。希望があれば当院で臨床を経験した後、様々な県外の施設へと紹介することも出来ます。また、当院は症例が豊富なため、サブスペシャリティの分野だけでなく一般内科としての経験と知識も十分に養うことが可能です。この臨床で経験した知見を、国内外の学会でも積極的に発表しております。

また当科は、病棟・透析管理を主治医制ではなく、チーム制で診療をしているので、当直明けの日も残ること無く帰宅することが可能です。また、ワークライフバランスを重視した働き方を推奨しておりますので、家事・育児に奮闘する医師の方も安心して働いて頂けます。

当科には、当院で研修を終えた医師が多く在籍しておりますが、特に制限はなく、興味のある方からの御連絡を心よりお待ちしております。

スタッフ紹介

科部長 上原 圭太 専門領域:腎臓内科・リウマチ膠原病科

腎疾患や透析に関わる全般的なことを主な担当としながら、リウマチ膠原病の診療にも携わっています。いずれも非常に複雑な病態ですが、患者さんに出来るだけ分かりやすい説明を行うよう心掛けています。

専門領域 腎臓内科・リウマチ膠原病科
卒業大学/卒業年 琉球大学/2006年
職歴 那覇市立病院 初期・後期臨床研修
聖マリアンナ医科大学 腎臓・高血圧内科
認定・資格等 日本内科学会 総合内科専門医・指導医
日本透析医学会 透析専門医・指導医
日本腎臓学会 腎臓専門医・指導医
日本リウマチ学会 リウマチ専門医
医学博士
指定自立支援医療機関 担当医師
身体障害者福祉法15条指定医(じん臓機能障害)
難病指定医
RyuMIC臨床研究指導医養成セミナー修了
プログラム責任者養成講習会終了
科長 糸数 昌悦 専門領域:腎臓内科・リウマチ膠原病科

腎疾患を軸として、リウマチ・膠原病疾患の診療にもあたっています。当科では活発な回診・ディスカッションを通してグループ診療・チーム医療を行っています。CKD慢性腎臓病診療では地域連携を密に行い、教育入院にも力を入れています。

専門領域 腎臓内科・リウマチ膠原病科
卒業大学/卒業年 琉球大学/1994年
職歴 沖縄県立中部病院
沖縄県立八重山病院
認定・資格等 日本内科学会 認定内科医
身体障害者福祉法15条指定医(じん臓機能障害)
難病指定医
RyuMIC臨床研究指導医養成セミナー修了
医長 喜瀬 高庸 専門領域:リウマチ膠原病科・腎臓内科

リウマチ膠原病の最新の知見をふまえ患者さん毎に最適な医療を提供する事を心がけています。また筋骨格超音波検査を活用した診断や治療を積極的に行っています。腎疾患や腎代替療法も担当しています。

専門領域 リウマチ膠原病科・腎臓内科
卒業大学/卒業年 琉球大学/2007年
職歴 那覇市立病院 初期・後期臨床研修
東京都立多摩総合医療センター リウマチ膠原病科
認定・資格等 日本内科学会 総合内科専門医・指導医
日本リウマチ学会 リウマチ専門医・指導医
日本リウマチ学会 登録ソノグラファー
身体障害者福祉法15条指定医(肢体不自由)
小児慢性特定疾病指定医
難病指定医
臨床研修指導医(第149回臨床研修指導医講習会終了)
医長 上間 貴仁 専門領域:腎臓内科・リウマチ膠原病科

腎疾患全般、血液透析、腹膜透析の診療をしており、腎生検やシャント不全の治療も行っています。また関節リウマチ、膠原病、血管炎の診療を行っており、患者さんと十分コミュニケーションをとれるよう努めています。

専門領域 腎臓内科・リウマチ膠原病科
卒業大学/卒業年 琉球大学/2008年
職歴 那覇市立病院 初期・後期臨床研修
中部ろうさい病院 腎臓・リウマチ膠原病科
認定・資格等 日本内科学会 総合内科専門医・指導医
日本透析医学会 透析専門医
日本腎臓学会 腎臓専門医・指導医
日本リウマチ学会 リウマチ専門医
身体障害者福祉法15条指定医(じん臓機能障害)
難病指定医
RyuMIC臨床研究指導医養成セミナー修了
医長 喜納 みちる 専門領域:リウマチ膠原病科・腎臓内科

患者さんが前向きな気持ちで治療を受けられるような診療を心がけています。専門はリウマチ膠原病で、挙児希望のある患者さんへのプレコンセプションケアや妊娠中の管理にも力を入れています。腎疾患や透析も担当しています。

専門領域 リウマチ膠原病科・腎臓内科
卒業大学/卒業年 琉球大学/2010年
職歴 那覇市立病院 初期・後期臨床研修
東京都立多摩総合医療センター リウマチ膠原病科
認定・資格等 日本内科学会 総合内科専門医・指導医
日本リウマチ学会 リウマチ専門医・指導医
日本リウマチ学会 登録ソノグラファー
身体障害者福祉法15条指定医(じん臓機能障害)
難病指定医 小児慢性特定疾病指定医
専攻医 山形 未来 専門領域:一般内科

専門領域 一般内科
卒業大学/卒業年 琉球大学/2018年
職歴 那覇市立病院 初期研修
那覇市立病院 内科専攻医
認定・資格等