内視鏡センター

内視鏡センターは内視鏡に関する検査や治療などを行う部署です。消化管に関する内視鏡検査・治療が多くを占めていますが、呼吸器科が行う気管支内視鏡検査や最先端の喘息の治療なども行っています。
健診の内視鏡では安心・安全かつ精度の高い検査を目指しており、苦痛の少ない経鼻内視鏡検査も数多く行っています。一般診療における精密検査としての内視鏡検査を始め、消化管出血に対する止血術や異物除去、胆管ドレナージなどの緊急内視鏡、消化管腫瘍などに対する低侵襲な内視鏡治療を行っています。カプセル内視鏡とダブルバルーン内視鏡を導入し、今まで精査が難しかった小腸病変に対する検査を行うことが出来るようになっています。また、胆管内を直接視認し生検も行える最先端の胆道鏡システムを導入しています。
特に消化管の早期がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD）は県内でいち早く取り入れており、以前は外科手術を行っていた病変についてもより早期に発見された病変に関しては積極的に内視鏡治療を行っています。また、ESDの技術を応用し消化器外科医と連携した腹腔鏡内視鏡合同手術（LECS）や耳鼻咽喉科医と連携した咽頭表在がんの内視鏡治療など、他部署と協力し合いながら最先端の内視鏡治療を行っています。
新型コロナウイルス感染症の影響で過去2年間は健診や緊急性の低い検査が減少し全体の内視鏡検査件数は減っていますが、緊急内視鏡や早期がんに対する内視鏡治療は可能な限り継続しています。

逆流性食道炎（GERD）、消化性潰瘍、ヘリコバクター・ピロリ感染症、炎症性腸疾患（潰瘍性大腸炎/クローン病）、粘膜下腫瘍（SMT）、憩室出血、各種消化管感染症

総胆管結石・胆管炎

消化器癌、消化器内分泌腫瘍（カルチノイド/NET）