整形外科

整形外科の治療は手術だけでなく、手術をしない保存的な治療も多く行われています。当院は急性期病院なので主に手術を中心とした治療を行っています。手術にはさまざまな種類があり、脊椎に対する手術・神経の手術・腱の手術・骨の手術（骨接合術など）・関節の手術などがあります。顕微鏡下手術によって微小血管及び神経吻合が可能であり、切断指の再接着術も行われます。脊椎は顕微鏡などを用いた最小侵襲手術による早期離床と早期退院が特徴です。関節手術は人工関節置換（膝関節・股関節）、スポーツ外傷である靭帯損傷や半月版損傷に対する関節鏡視下手術などを行っています。その他、高齢者における大腿骨頸部骨折や橈骨遠位端骨折の手術も多く、良好な術後成績が得られています。

近隣のクリニックより多くの手術が必要な患者さんを紹介頂き、術後はクリニックへ逆紹介することにより、地域連携を密にしてスムーズな治療を行っています。
このようにして地域の患者さんのために急性期病院、回復期病院、クリニックが連携して治療をすることをモットーに医療を行っています。

診療体制は脊椎専門（屋良・勢理客・比嘉）、手外科専門（外間・岳原・大城）、関節専門（玉城）の7名で担当しており、琉球大学からのローテーション医師が2名、更に毎週火曜日に琉大病院（人工関節専門医）より派遣医師が診療を担当しています。