看護師専門外来

日本では、約1,330万人（2014年）が慢性腎臓病（以下CKD）と推計されており、これは成人の約8人に1人あたり、新たな国民病とも言われています。
CKDの発症や進行には、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病が強く関係するほか、肥満・食塩の過剰摂取・過度の飲酒・喫煙などの生活習慣も関係してきます。
CKDを悪化させないためには生活習慣の改善はもちろんですが、年齢と共に腎機能の低下もあり、腎臓に変わる治療（腎代替療法）の選択をしなければいけない場合があります。
私たち外来では、ご自身にとって最適な治療法について早いうちに理解を深め、ご自身で考えたり、家族と話し合ったりするためのサポートを医師、看護師、管理栄養士、ソーシャルワーカーと連携し行っています。

CKDサポート外来受診は、当院腎臓内科外来を受診し、医師により紹介にて受診する事が出来ます。

リンパ浮腫外来は手術後の早い時期からリンパ浮腫予防の指導を行います。また、手術や放射線治療を受けた方で、手や足にむくみが出た場合、医師の管理のもと、リンパドレナージ・圧迫療法・運動療法・スキンケア指導などを行い、セルフケアの向上をサポートします。症状を改善し、快適な生活を送っていただくことを目的としております。

ストーマ（人工肛門・人工膀胱）造設手術を受けられた方が退院後問題なく快適に日常生活を送られるよう支援するための外来です。日々医療が変化するようにストーマケア・装具も変化します。困りごとへの対応や、装具に関する新しい情報提供など、身近な相談役として活用される外来を目指しています。

2023年9月よりがん看護外来を開設しました。
現在は、抗がん剤治療を受けている当院通院中の方が対象となります。治療の選択で悩んでいる、副作用や外見の変化で日常生活が困難、治療の内容がよく分からないなど、患者様、ご家族の療養上の心配や不安に対して一緒に考えながら、専門的な支援を行います。ご家族だけの相談も可能です。