各センター・治療室のご紹介
膵臓センター
膵がんは難治性で治療が困難であり、急性膵炎などの良性疾患も重症化のリスクがあるため、高度な専門知識と多職種連携による集学的治療体制が不可欠です。那覇市立病院は膵臓疾患に対する診療体制を継続的に強化しており、2026年1月より「膵臓センター」を開設しました。
当センターは外科、消化器内科、放射線科、腫瘍内科、病理、緩和ケアなどが連携し、診断から治療、術後管理、再発予防、緩和ケアまでを一貫して提供する体制を整えております。低侵襲手術や新規治療法にも積極的に取り組み、地域における膵疾患治療のリーディングホスピタルを目指します。
センターの位置づけ
南部医療圏を中心に、県内の膵疾患診療の拠点として、紹介患者への迅速で高度な専門医療を提供し、地域連携を強化します。
特徴と機能
当センターでは、膵臓専門医を中心に外科、消化器内科、放射線科、病理診断科など多領域のスペシャリストがチームとなり、それぞれの患者さんに合わせた治療方針を迅速に決定します。また、高精度CT・MRI・超音波内視鏡(EUS)など最新機器を備え、膵疾患の早期発見と精密診断を可能にしています。
外科治療では、身体への負担を抑える腹腔鏡手術やロボット支援手術に対応し、進行症例には血管合併切除再建や多臓器合併切除など高度な手術を駆使して根治を目指します。薬物療法や放射線療法を組み合わせた集学的治療にも力を入れ、切除不能と診断された場合でも治療の可能性を広げる取り組みを行っています。がん遺伝子パネル検査により、保険適用薬の提案や治験参加の選択肢も提供可能です。
【膵臓センターの主な医療サービス】
- ○急性・慢性膵炎の診断と治療
- ○膵のう胞性疾患、膵神経内分泌疾患の診断と管理・治療
- ○膵がんの早期発見・集学的治療(手術・化学療法・放射線療法・緩和ケア)
- ○低侵襲(腹腔鏡下・ロボット支援)手術の提供
- ○地域医療機関との連携による紹介・逆紹介体制の構築
- ○セカンドオピニオンの提供
院内外の連携
地域医療機関との密接な連携を行い、紹介・逆紹介体制を整備し、初診予約は原則5〜10営業日以内と、迅速な外来対応を実施しています。がん専門看護師(膵臓がん患者団体パンキャンジャパン支部長)、薬剤師、栄養士、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカーが連携し、受診から退院後まで切れ目のないサポートを提供します。
膵臓センターは、膵疾患に悩むすべての方へ高品質な医療を提供します。どうぞお気軽にご相談ください。
<患者紹介窓口>
〒902-8511 沖縄県那覇市古島2丁目31番地1
地方独立行政法人那覇市立病院 地域医療連携室
(直通TEL:098-884-5134 FAX:098-886-5502)
診療体制
手術実績: 開腹膵切除 約750例、低侵襲(腹腔鏡・ロボット)膵切除 約150例を執刀してきた経験豊富な外科医が対応します。
専門外来: 毎週火曜日に専門外来(初診受付)を実施(担当:川畑康成センター長)。
認定施設 一覧
- 腹腔鏡下膵体尾部腫瘍切除術および腹腔鏡下膵腫瘍核出術 承認施設
- 腹腔鏡下肝切除術 承認施設
スタッフ紹介
沖縄の膵臓医療をリードし、確かな技術と先進の治療を提供します。
| 専門領域 | 肝胆膵外科・内視鏡外科 |
|---|---|
| 卒業大学/卒業年 | 島根医科大学/平成5年 |
| 職歴 | 島根医科大学(現:島根大学) 島根県立中央病院 石川島播磨重工業播磨病院 ハイデルベルグ大学(ドイツ)クリニカルフォロー ストラスブール大学(フランス)クリニカルフォロー |
| 認定・資格等 | 肝胆膵外科学会高度技能指導医 消化器外科専門医/指導医 内視鏡外科技術認定医 肝臓専門医/指導医 日本胆道学会認定指導医 日本膵臓学会認定指導医 |
| 専門領域 | 肝胆膵疾患 |
|---|---|
| 卒業大学/卒業年 | 琉球大学/1999年 |
| 職歴 | 沖縄県立中部病院 長崎医療センター |
| 認定・資格等 | 日本内科学会総合内科専門医 日本消化器内視鏡学会専門医・指導医 日本消化器病学会専門医・指導医 日本肝臓学会専門医・指導医 |