診療科・各部門紹介
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一般撮影・骨密度

一般撮影って何?

一般撮影って何?

ごく微量のX線を使用して、胸・お腹・骨などを撮影する事を一般撮影と呼びます。
「レントゲン撮影」または「レントゲン写真」とも呼ばれるので、こちらの名前の方が皆さん聞き慣れているのではないでしょうか。
一般撮影は、CT・MRI等の特殊検査と異なり、短時間で必要な写真を提供する事が出来ます。皆様が病院を受診した際、始めに行われる事が多い検査です。
一般撮影の写真は、肺の病気・お腹の病気・骨の病気に有用で、肺炎や心不全、骨折等の様々な病変を描出する事が出来ます。 昔はフィルムを使用した撮影でしたが、現在では技術が進歩し、撮影した画像をデジタル処理してパソコンに送信する事が出来るようになりました。
より鮮明で診断しやすく、かつ少ない量のX線で撮影を行えるようになっています。

一般撮影の種類は?

第1撮影室

第1撮影室

一般撮影は、胸部撮影・腹部撮影・骨撮影・パノラマ撮影・骨密度撮影・ポータブル撮影に分かれていて、必要に応じて撮影を使い分けます。

胸部撮影

胸部撮影

胸部撮影

肺や心臓の写真を撮影します。
肺の炎症や腫瘍の有無、また、心臓の大きさや形に異常がないかを確認するための検査です。

腹部撮影

腹部撮影

腹部撮影

お腹全体の写真を撮影します。
腸内ガスの状態や尿管結石、腹水や炎症の有無など、腹部に病気がないかを確認するための検査です。

骨撮影

目的の骨の写真を撮影します。
骨折の有無や関節の状態、リウマチや手術前後の骨の状態を確認するための検査です。

骨撮影
骨撮影
骨撮影
骨撮影

パノラマ撮影

パノラマ撮影

パノラマ撮影

パノラマ撮影は、右左全ての歯を同時に撮影することが出来る検査です。
主に歯全体の様子・顎関節の様子・骨嚢胞・埋没智歯(親知らず)を観る目的で行います。検査時間は5分程で終了します。

骨密度撮影

骨密度撮影

骨密度撮影

骨の成分であるカルシウムの量を計測し、骨の強度を調べる検査です。
骨密度撮影の主な目的は「骨粗鬆症の早期発見と進行状況の確認」です。
骨密度が低下すると骨粗鬆症(骨の中身がスカスカになり骨折しやすくなる病気)になる可能性が高くなり、全身の骨が骨折しやすい状態になってしまいます。

骨折部位によっては、今後の日常生活に支障をきたす可能性がありますので注意が必要です。
そのために定期的な骨密度撮影で骨の強度を調べる事が重要になります。
骨密度検査には「超音波測定法」と「X線測定法」の2種類の方法があります。
当院ではX線を用いた骨密度測定器を使用し、短時間で高精度な測定結果を提供できます。
主な測定部位は手首で、検査時間は5分~10分となっています。

ポータブル撮影

ポータブル撮影は、患者さんの状態が良くない時や、手術後などでレントゲン撮影室に自力で移動出来ない場合に使用する、移動型のX線撮影装置です。
患者さんがベッド上で安静にしている状態でレントゲン撮影を行う事ができます。

パノラマ撮影装置
パノラマ撮影装置
骨密度撮影装置
骨密度撮影装置
ポータブル撮影装置
ポータブル撮影装置

一般撮影の流れは?

一般撮影の流れは?
  • 放射線受付窓口にて、診察券と検査スケジュール表を提出していただきます。
  • 患者様の氏名・ID・検査室が記載された受付用紙を渡します。
  • 受付用紙に記載されている検査室へ案内します。順番が来たら名前を呼びますので、それまでベンチにかけてお待ち下さい。

注意事項

注意事項
  • 金属やプラスチック類はレントゲン写真に写り込んでしまい、診断の妨げになります。
    そのため、検査前にアクセサリーを外していただき、検査着への更衣をご協力お願いします。
    金属製アクセサリー類は事前に取り外していただけると、検査がスムーズに行う事ができます。
    取り外す必要があるか分からなければ検査時に技師へご相談ください。
  • 検査によっては立って行うものもあります。気分が悪い場合や立ちくらみがするなど、当日体調不良のある方はお伝えいただくようお願いいたします。

重要事項

左:インスリンポンプ/右:持続型グルコース測定器

左:インスリンポンプ/右:持続型グルコース測定器

インスリンポンプおよび持続グルコース測定器を装着中の患者様へインスリンポンプおよび持続グルコース測定器(持続血糖モニター)の両機器は、放射線や磁気を用いる検査(一般撮影・透視撮影・CT撮影・マンモグラフィー・MRIなど)を実施する際に機器が故障してしまう可能性があります。よって、インスリンポンプおよび持続グルコース測定器は、検査前に事前に取り外していただく必要があります。

※当院では医療従事者が取り外す行為は禁止となっております。

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