診療科・各部門紹介
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当院で行われている主な放射線治療

内用療法

内用療法(標的アイソトープ治療)

体の外から放射線を照射する治療(外照射)に対して、行える症例は、限られていますが、放射性医薬品を静脈注射や経口投与で体の中に取り込んで、体の中からがん細胞にダメージを与える治療法で内照射、内用療法などと呼ばれる標的アイソトープ治療があります。
この取り込まれた放射性医薬品は、血流に乗って標的のがん細胞に運ばれます。抗がん剤のように体全体にめぐるわけではありませんので、一定の血中濃度も必要ありません。また、この薬剤の濃度はとても低く、薬理作用やアレルギー反応もなく、自覚症状のある副作用は比較的少ないと言われています。
保険適用されており、これらの薬剤の中で那覇市立病院が行っているものは、抗悪性腫瘍薬(放射性医薬品)、塩化ラジウムRa-223注射液「ゾーフィゴ静注」になります。適応は 骨転移のある去勢抵抗性前立腺がんのみとなっています。この塩化ラジウムRa-223は、骨に集まりやすい性質があり、α線(アルファ線)という放射線を出します。α線はエネルギーが高く、細胞を死滅させる力が強いのですが、その影響を与える範囲は、とても短く、がん細胞の数個分と言われています。そのため周囲の正常臓器に与える障害は最小限にとどめることができます。
入院もなく、外来通院で行うことができ、4週間間隔で1回、静脈注射で投与し、6回まで行います。治療効果の高いα線(アルファ線)を用いているため、患者さんに安全な治療を行うことができます。

※放射性医薬品ですので、安全に取り扱われ、管理されています。

治療について

当院で行われている主な放射線治療