診療科・各部門紹介
当院で行われている主な放射線治療
緩和照射
緩和的放射線療法(緩和照射)
緩和と聞くとがん終末期に行う治療という印象を持たれる方が多くいらっしゃると思います。終末期にかかわらず、放射線による緩和照射は行われています。緩和照射は、がんと共存していく治療手段であり、患者さんの生活の質(QOL)を高めることを目的としています。
主にがんによる痛みやがんによる出血の症状を抑える効果があります。脳転移による頭痛や吐き気、嘔吐などの頭蓋内圧亢進症状や脳神経症状の緩和、骨転移による疼痛緩和、がんによる気道の狭窄等の緩和、がんによるしびれやまひの神経症状の緩和などのさまざまな症状の改善に効果があります。がんの消失を目的としていないので、照射する線量や期間も少なく、放射線による副作用も少ないです。